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企業の皆様へ

事例紹介

「おもてなしの心」が新しい価値を創る

ブライダル業界において急成長を成し遂げ、数々のマスメディアでも話題となり、
最も注目されている企業「株式会社プリオコーポレーション」代表取締役社長 松井研三様と対談させて頂きました。

株式会社プリオコーポレーションはヨーロッパの雰囲気や
ヨーロッパに根付く「本物」という考え方をとても意識し、大切にしている会社。
松井社長はその社風や「夢と感動を与える」という企業理念を
しっかり理解し共感できる人材を求めているのです。

対談風景

もてなす心を理解し、心がけをしっかり学ぶ事が大切です。(松井社長)

松井社長

宮尾 : 社員教育についてのモットーや考え方はありますか?

松井 : はい。お客様に「夢と感動を与える」という企業理念をかかげています。
そのためには、ヨーロッパの文化と日本の伝統を学び、スペシャリティーとしてスキルアップしていることが大事だと思っています。ここを理解しているプログラムであればどのような方面の内容でも大事だし、良いのではないかと考えていますし、社風につながると思っているんです。 具体的には「スペシャリティー」「ホスピタリティー」「アメニティー」を学んでいくということになります。

「スペシャリティー」とは結局、個人も会社もスキルアップしていくことが大切で、それによってお互いが生き生きとしてきます。そしてお客様に恩返しをしていく・・・これが会社の望んでいる姿です。

「ホスピタリティ」というのは、分かりやすそうで、案外難しいところなんですね。ヨーロッパに行くとよくわかることだと思います。ホテルや役場など、[H]がつくところはホスピタリティーを職業としているところだと明確になっており、利益の追求という考えではないんです。 夢と感動を与えられる企業だけが何百年も続いている、つまり本物であることが大切だというヨーロッパの考えを理解して欲しいのです。 また、日本文化における茶道や華道などを含め、「もてなす心」を理解し、それぞれのお客様の好みや背景を理解し、もてなす前の準備段階をする、心がけをどのようにしていくか、ということをしっかり学ぶことが大切だと 思っています。

宮尾 : なるほど、つまり分野にこだわらず、御社の企業理念、ヨーロッパや和の中にある伝統や文化、ホスピタリティーやおもてなしの心をどのように理解していけるか、ということにプラスになれば、あらゆる方面からアプローチできれば良いな、とお考えなのですね?

松井 : まさにそうですね。例えば、乾杯の飲み物に「ヴーヴ・クリコ」のシャンパーニュを、ただブランドだから云々で提供するということではないんです。例えオーナーが変わっても200年以上もその質をかえることなく「本物」として生き続けている素晴らしい価値を、社員自身が味わい経験しているからこそ、大事なハレの日の乾杯の飲み物としてお客様にオススメできるように なることが大切だと思うんです。 勿論、最終的に答えをもっているのはお客様自身だと思っています。

けれども私達は、ブランドというものは失敗も含めて経験の価値を提供している、と考えています。ヨーロッパで長い時間をかけて築いてきたからこそ生まれた「安心と安全」、この経験の価値をお客様に伝えられる人材になって欲しい、それこそがプロだと思っており、これからも新しく魅力的な価値を創り出していきたいですね。

宮尾 : 色々お話を伺いましたが、社員教育ということでご担当者の方と社長との話にずれがない・・・素晴らしいことだと思います。

松井 : 目標や根底が上通してないとだめですね。

より高い目標を持つことで、社員のモチベーションも上がりました。(松井社長)

松井 : 例えば、カメラマンには目の前にある事実のみを単に撮影するようにはなってほしくないんです。 風にドレスのレースがなびく姿や、挙式当日、新郎新婦が知らない親御様のうれしい表情など。「会話が生まれる一枚(思い出から物語りがはじまる)」を撮りたい!そんなことを考えられる人材にカメラマンもなって欲しい・・・結婚式での感動は、その先一生の間続いていくのです。感動のブライダルをつくって差し上げる。そこにこそ、プリオコーポレーションとしての存在価値があると思っています。

宮尾 : なるほど。御社は社員研修の際にも、プランナーの方々と同じ研修の場にカメラマンの方が参加されているというのはそこにあるわけですね。企業理念、ホスピタリティー、ヨーロッパに通じる歴史や文化を理解する・・・社員全員が目指していく姿がこのようなところからも感じられますね。

対談

松井 : 人材担当の女性役員の話を聞くと、宮尾先生の研修を受けた社員が、自己紹介の場面をお辞儀の仕方からスピーチの発表、そして最後のお辞儀までビデオにとり、客観的に自分をとらえて、“良いところ”“改善すべきところ”が明確になり、そのビデオの映像を見ながら先生にアドバイスを頂けた事がとてもよかった、という声が多いようです。また宮尾先生のような素敵な女性になりたい!!というコメントが多くの女性社員から聞こえますね。より高い目標を持つことで、社員のモチベーションも上がったようです。

宮尾 : 少し照れてしまいますが、とても嬉しいですね。ありがとうございます。ビデオは客観的に自己確認が出来るので、受講生の方々から印象深かった、というお声はよく耳にします。人は必ず「素敵なところ・良いところ=強み」があるものです。研修ですので、成長するための目標として改善点をお伝えするのは勿論ですが、それぞれが既にお持ちの素敵な部分も、是非これからも大事にして頂きたい、という気持ちでコメントを差し上げております。